住宅


戸建て住宅

内と外が溶け合う 柔らかな光を内包する

旗竿敷地のコートハウス


旗竿敷地に建つ、二つの中庭を持つ住宅です。南東側隣地には学校の校舎、南西側には5階建てのマンションが建っています。(写真 平井広行)


HOUSE Y

2019 │ 東京都豊島区 │ 木造2階建て


戸建て住宅

二層吹き抜けで感じる

光の移ろい 風の巡り


HOUSE T

2019 │ 東京都豊島区 │ 木造2階建て

二層分の高さの吹き抜けを持つ住宅です。(写真 平井広行)



賃貸住宅

自然光が降り注ぐ

隠れ家のようなメゾネット


cachette(カシェット)

2002 │ 東京都世田谷区 │ 木造2階建て

賃貸でも戸建て感覚で長く住んでもらいたい、というご要望から始まりました。住宅密集地のため、戸数を2戸に抑えたメゾネット形式を提案。一般的な窓では十分な明るさが得られないため、中央に天窓と吹き抜けを設けました。トイレ・洗面・浴室は、中2階に設けて機能性を高め、扉を開け放つと空間全体が開放感あふれるワンルームになります。和風の要素を取り入れた道路からの長いアプローチや、奥の住戸に設けた坪庭など、自然を感じながらゆっくりと時間が流れます。白くて大きな壁に自然光が降り注ぎ、落ち着いて隠れ家のようと、入居者募集時は6倍の競争率に。隣家からの視線が気にならない窓の大きさ・配置になっているため、晴れた日は思う存分窓を開け放して生活できると、天窓やデッキから切り取られる青空に都会のやすらぎを感じてもらえているようです。(写真 平井広行)



別荘

木漏れ日に溶け込む

森の中の週末住宅


八ヶ岳のヴィラ

2006 │ 山梨県北杜市 │ 木造2階建て

南清里にほど近い、八ヶ岳山麓の森林に囲まれた一画。爽やかな風に映ろう木漏れ日が気持ちのよい場所です。週末に都会の疲れを癒したり、友人を招いてバーベキューをしたり、そんな愉しみのための別荘を望まれました。敷地内の樹木をできる限り保存し、景観にとけ込むよう配置と外観を決めています。室内から木々が最も美しく見えるように窓を分散させて、視界をコントロールしました。木をふんだんに使った室内は、温もりと優しさが感じられます。静かな森に夜の帳が下りると、星のようにちりばめられた照明が暖かな色の光を放ちます。



二世帯住宅

20坪の敷地に6人が暮らす

光あふれる狭小二世帯住宅


神奈川二世帯住宅 -Nest-

2007 │ 神奈川県横浜市 │ RC+鉄骨造地下1階地上3階建て

20坪の土地に、二世帯6人の居住空間と駐車スペースを設けることが条件でした。1階と地階が親世帯、2階と3階が子世帯で、それぞれが独立した住宅になっています。ドライエリアを設けた地階は、明るくて夏涼しいと喜ばれています。1階はプライバシー確保と遮音性、断熱性を得るためガラスブロックを使用、柔らかい光が室内に広がります。らせん階段でコンパクトにまとめた子世帯は、自然光があふれ、風通しがよく使いやすいと好評です。子供室には、自ら選んだ色でカラーリングしたロフトがあります。(写真 平井広行)



戸建て住宅

おだやかな時間の流れの中で

創作と生活を愉しむ 里山のアトリエ住宅


飯能K邸

2000 │ 埼玉県飯能市 │ 鉄骨造2階建て

緑豊かな丘陵地に建てられた、骨董を趣味に持つご夫妻とご子息の3人家族のための住宅です。1階には、彫刻の制作を行うアトリエ、書のための和室、ピアノ室など創作のためのスペースがあります。2階のリビングダイニングからは、連続する水平窓で切り取られた里山の風景が望めます。大地にすっくと立つ真っ白でモダンな外観とは対照的に、室内の仕上げには無垢材や左官材、自然塗料といった昔ながらの材料を使っています。新漆喰で仕上げた階段室の大きくて白い壁は、季節・天候の移り変わりや、朝夕の時間の移ろいが生み出す、光と影の表情の変化を愉しむことができ、ご主人の一番のお気に入りの場所になっているそうです。(写真 平井広行)



集合住宅 + オーナー住宅

賃貸マンションを併設した

古木の温もりを感じる木造住宅


ポータラカ聖学

1999 │ 東京都品川区 │ RC造+木造地下1階地上2階建て

山手線内の閑静な住宅地、裏山には緑豊かな大学のキャンパスが広がります。ここに、賃貸マンションとそのオーナーの住宅を設計しました。10住戸あるマンションは学生専用で、コンクリート打放しの壁や階段など、都会的な雰囲気の共用部分が人気です。独立したエントランスを持つオーナー住宅は、木の温もりと落ち着いた和の雰囲気を感じたいというご要望から木造としました。リビングには柱と梁の骨組みが、シンボリックにデザインされています。また、京都の寺院で使用されていた約320年前の古材を取り寄せ、和室の仕上材などに使用しました。建物名の「ポータラカ」とは、サンスクリット語で観音浄土を意味します。屋上庭園に植えられた紅白梅が、待ち遠しかった春の訪れを告げてくれます。(写真 中川敦玲)



戸建て住宅

三角形の旗竿敷地に建つ

眺望が自慢の家


坂上の家

2008 │ 東京都新宿区 │ 鉄骨造3階建て

路地状の敷地で道路と接する、三角形の不整形な土地。ここに、鉄骨造3階建ての住宅を建てました。坂の上という立地を活かすため、南面するリビングを二層分の吹き抜けにし、都心ならではの見事な眺望を獲得しています。エレベーターとリビング階段の二つの縦動線を設けて、家全体が大きな回遊性を持つように計画しました。吹抜に面した2階のホールは、パブリックスペースと、子供部屋や客室といったプライベートな空間とを緩やかにつなぐ役割を果たしています。最も眺望のよい3階には主寝室があり、ルーフバルコニーに出ることができます。変形敷地でありながらも、この立地ならではの長所を活かした魅力あふれる住宅になりました。



戸建て住宅

ローコスト化と

空間の有効活用を生む大屋根


大屋根ハウス

2012 │ 埼玉県川口市 │ 木造2階建て

敷地は市街化調整区域にあり、日当たりよく緑豊かな恵まれた環境です。1階には、南側の庭を取り囲むようにリビングダイニングやプレイルームをL字形に配置しました。子育てしやすいように、キッチンから見通しのよいプランになっています。シンプルで大きな屋根をかけることで建設コストを抑えると同時に、天井高さの違いをつくり、リビング上部を吹き抜けにしたり、2階に子供部屋・読書スペースをつくるなど、空間を有効に活用しています。



集合住宅(計画案)

光井戸を介して室内に伝わる

おぼろげな光の浮遊感


F-FLAT

2002 │ 愛知県名古屋市 │ RC造

市街地に計画した集合住宅です。縦3層を貫く「光井戸」を介して、共用スペースと室内に光を導きます。この真っ白な光の空間は乳白色のガラスブロック越しにおぼろげな浮遊感を生じさせ、室内の領域を感覚的に広げます。自然光を利用して、共用スペースと各住戸を緩やかに関係づけることで、住人どうしの連帯感を生む役目も果たします。この計画案は、雑誌Penにも掲載され話題になりました。


news

2020/4/24

リノベーションのページに「用賀台I邸」を追加しました。